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フリーランスダンサーの方で、ダンスインストラクターを目指したり、なりたてホヤホヤの方にとって、役立つ実務スキルのひとつ「プレゼンスキル」 から「聴覚的なプレゼンスキル」について紹介いたします!
・プレゼンスキルとは何かが分かる
・聴覚的なプレゼンスキルとは何かが分かる
・プレゼンスキルがぐんぐんあがる


プレゼンスキルとは

結論から言うと、「説得ではなく、感動させる」スキルをもっていることです。
プレゼンができるようになることで、個人の看板を持つフリーランスダンサーにとって「営業」というスキルが身に付きます。
・企画立案から実際に事業を遂行していけるようになる
・youtube等の動画に発信することで集客できるようになる
・アイディアを形にしてそれを発表することができる
・日常のコミュニケーション力が向上するようになる
では、具体的にどういった方法があるのか学んでみましょう!

聴覚的プレゼンスキル

今回はこの「聴覚的」プレゼンスキルに焦点を当てて以下を解説していきます。大きく分けて「会話構成」と「トークスキル」に分かれます。
聴覚的プレゼンスキル①「会話構成」から心を動かす!
「話し方」「話す内容の構成」「アテンション(注意喚起)」など、耳から入る「音声」に工夫をつけることで、聞き手の感情を揺さぶっていきます。
ソリューションファーストの法則
以下の図は、プレゼンにおいてオーディエンス(聞き手)の集中力の持続を表しています。

ここから分かることは「この30分間でどれくらい分かりやすく行うか」がポイントであるということです。ですので、なるべく早いうちから「ソリューション(解決方法)」を提示してプレゼンを行うことがスキル上達の一つと言えます。
以下の資料を参考に例文を見てみましょう。

この例文には2点問題があります。
まず1点目は、こちらがどれだけ話していても、聞き手は資料に目を落として「読む」ことに集中しているため「話が耳に入ってこない状態」です。文章が多く、一目みて「解決方法」がわからないからです。
次に、自社のサービスの「機能」を中心に説明しており、最終的に聞き手が一番知りたい「このサービスを使えばどうなるか」という未来が見えるまでに時間がかかりますね。
では、これを以下のように変えてみるといかがでしょうか?

まずタイトルメッセージに「システム構築費30%OFF」という費用面でのメリット、また忙しいダンサーのために「時間も3時間短縮」という「解決方法」を示しています。
聞き手が知りたいことを30分以内になるべく早く示すことが重要です!
CREC法
CREC(クレック)法はビジネスにおいてとても有名な話法になります。
C(Conclusion/結論)
R(Reason/理由)
E(Example/事例)
C(Conclusion/結論)
※PREP法とも言います。Pは「Point/要点」のことで、基本的には同じ意味です
まず「結論」を述べて、その「理由」(出来れば3つ)を述べます。そしてそれらの根拠となる「事例」をあげてから、最後にもう一度「結論」を述べる話法になります。
では、以下の資料を見せながら実際にCREC法を使用して説明してみましょう。

C(Conclusion/結論)
⇨「オンライン配信型発表会をするにあたり、弊社のサービスでは「システム構築費用」が30%低く、お忙しいみなさんの時間も3時間は短縮できます。
R(Reason/理由)
⇨理由は3つあります。「オンラインチケットの作成機能付き」「QRコード管理による集客管理までできる」「動画配信+チケット制作を一元化することができる」ことです。
E(Example/事例)
⇨実際にオンライン動画配信を行うビデオ会社と、オンラインチケット配信を行う会社にそれぞれ外注するより8万円は安くなりますし、利用者専用のマイページが作成できるから簡単にチケット作成や集客管理ができたことで、それぞれに外注するより1カ所で行えるので3時間分短縮できました。
C(Conclusion/結論)
⇨オンライン配信にかかる諸費用を抑えて、手間暇かけたくないなら、弊社サービスが必要です。
一度ご自身の何か販売するものや、提案することに当てはめてみてください。
聴覚的プレゼンスキル②「トークスキル」から心を動かす!
さて、会話構成も出来てきたところで、ここからは「トークスキル」に焦点を当てて以下を解説していきます。
アイスブレイク
対面でもオンラインでも、いきなり本題に入るのはナンセンスですね!
会う前にその人のSNSをチェックして趣味や共通点を探しておくと、他愛もない世間話のきっかけになります。初対面での緊張感を緩和させること、これを「アイスブレイク」といいます。
複数人いる場合は、出来るだけ自身の失敗話や身の上話、共通するトピックなどを調べておいて、場を和ませてみましょう。
「お子様のご様子はいかがですか?」
「最近、ゴルフは行ってますか?」
「この前この辺りに美味しいレストランを見つけたんですが」
「一人で海外旅行行ったときにやらかしたんですよ〜」etc
そうしてしっかりと場が和んでから、本題に入っていきましょう。
アテンションフレーズ

アテンションフレーズとは「注意を引く言葉」です。今から大切なことを話す際に、聞き手の注意を引くときに使用します。
「ここからが一番重要でして」
「これがないと必ず失敗します」
「最も重要なことは」
「今から必ず聴いておいて欲しいことを言います」etc
その時々にあわせて使ってみましょう。
ソクラテス・ストラテジー
例えば、上記で使用していたこのサービスを誰かに売りたいとき↓

「アイスブレイク」していきなり「CREC法」に入る・・・とやっても話は聴いてくれません。「何かを売りたいのなら、売ろうとするな!」というのが原則です。
ここで有効なのが「ソクラテスストラテジー」というもので、例えば以下のような会話をご覧ください。
現在の発表会ではチケットや撮影はどうされていますか?
チケットはプロに制作を依頼し、撮影も外注している。
なるほど。現在はコロナで客席50%の収容制限がありますね…
だからチケット収益も半分。そこに撮影費もかさむ。
ここで、クライアントであるスタジオオーナーは「収益減」を問題視していることがわかりました。コスト面を重視した営業をかけることができますね。
では、発表会開催するにはコストカットを重視されているんですね?
そうだね。やっぱり安いに越したことはない。
ということは、チケットのデザインや撮影の品質は諦めて目をつむっていいという感じでしょうか?
いや。ある程度、品質も大事だよね。
ここでは、コストカットを重視しながらも、ある程度の品質は保持したい「要望」が見えてきましたね!
なるほど。それでは、貴社がお使いのチケットデザイン制作やビデオ撮影の品質にも力を入れてらっしゃるということですね。ちなみに、現在二社に外注されていますがコストが安い上に品質も良いということでしょうか?
う〜ん。特別、すごいわけではない。
そうでしたか。貴社のチケット制作費や撮影費をお調べしたんですが、現在の二社外注より一本化することで30%コストカットできて、時間短縮もでき、高品質で自動化もできるサービスを私の方からご提案できるのですが、3分ほどで説明可能ですがいかがですか?
あ、そう。じゃあお願いします。
(よっしゃぁあ!!)
ここまできたら、「アテンション」→「CREC法」と入っていきます。ここで重要なのは、クライアントが「どうぞお願いします」と言ってからサービスの説明をすることが肝心です。
つまり、自分から「売りたい」と思って話し始めたのではなく、さもクライアントから「お願いします」と言われたから説明を始めるという事実が重要なのです。
以上のように、自分の営業を直接自分からゴリ押しするのではなく、質問の中に紛れ込ませながら言うことによって相手の態度を変えていく心理的なトークスキルのことを「ソクラテス・ストラテジー」といいます。
まとめ
いかがでしたか?今回は「聴覚的プレゼンスキル」ということで、基礎から解説しました。
この基礎さえあれば集客や営業の手助けになりますので、一緒に頑張っていきましょう^^
ここまでお読みいただきありがとうございました!
Love!
